時計とか野球とか 2009年06月
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書評 一瞬の光 白石一文



一瞬の光」(白石一文)を読んだ。

主人公のエリート男が、才色兼備のフィアンセがいながら、
不幸を背負った女と出会い、不幸を周囲にまき散らすその女が気になり、
ズルズルとプラトニックな関係を持ち、
結局、その不幸女のことが「最愛の人」と気づくという話。

ダラダラと、インテリ気取りのきれい事を言う主人公が、とてもうざかった。

とはいえ、最後まで読めたのは、作者の筆力があるからだが、
ただ、なんか違和感があるなあと思いながら読んでいた。

この違和感、なんだろうかと、読んだあとに考えてみたら、
思い当たることを発見。

それは・・・
この小説、企業小説とインテリ男の好色小説がミックスされ、
読み手は、どこに着眼すればいいのか、戸惑うのである。

企業小説にするか、好色小説にするか、
どちらかに決めた方が良かった気がする。

ただ、どちらも気取ったきれい事ばかり書いているから、
ミックスしてもいいのかも、と思ったり・・・

この判断は作家と編集者、読者、それぞれの好みによって、
分かれるところなのだろう。

そして、もうひとつの読後の感想は・・・

この小説、20代の男性向けの小説かなと。
女性はきっと、この登場人物たちの描き方、ムカツクと思う。
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テーマ : 小説
ジャンル : 小説・文学

tag : 一瞬の光白石一文

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